元気な八百屋ゆうきの会 設立趣意書…
元気な八百屋ゆうきの会を立ち上げるにあたり、この会は自然と人間を元気にすることを目的としたいと思います。
都市を仕事場として働いている八百屋の仲間たちが、自分たちの場でその街で何を表現しようとしているのか、皆んなと話し合ったり情報の交換をしたりする会に、又、生産者は野菜作りの勉強会はもちろん、村の共同体のこと、後とりのこと、入植したい若ものたちを受け入れることが可能か互いの情報の交換のネットワーク作りなど一つ一つ問題を掘り起こし明るい村作りができるのか・・・。
都市の問題は駅を中心にした企業の商いが行われているし、また多様な形で商いが行われている。駅は単なる人を運ぶ場になり旅のにおいの豊かさはもうない。
それに対抗する私たちの場作りは可能か、私たちと一緒に働いているスタッフが自分たちの仕事をどれだけ理解し勉強しているか、互いに知恵をより合わせてよりよい場作りをしていきたいと思います。
また、流通を仕事とする仲間たちが商品を運ぶだけでいいのか、一つの商品を作りあげる仕事もできるのか、生産者・小売り業者の中で理想的商品と価格を作り上げることができるのか、この様に三者がそれぞれの問題を持ち寄って正気で話し合える場をも作っていきたいと思います。
八百屋稼業はモノカルチャー的になりがちです。自分たちの知っている人たちの中から特にパワー(権力的ではない)を持っている人たちとコミットし、コスモポリタン的なカルチャー作りは可能か、地域・地域の問題点を互いに持ち寄り解決できるように努めてゆきたいと思います。
地域生命的なネットワークの働きができれば、単なる物作り競争にまき込まれず自分たちのはっきりした道が開けてくるに違いありません。
一本の川の上流から下流まで地域の人たちを元気にさせるものを私たちは作りあげねばならないでしょう。何故なら元気の源なる野菜を取扱っているからです。
最近のローマクラブの報告では人類に悲観的であると言っています。私たち人間の本能は積極性です。私たち自身変わらねばなりません。大いに変わってゆこうではありませんか。「古い殻の中に新しいもの」を作ってゆこうではありませんか。
この会を正気を持った変人の集りにしたいものです。
会 長 長本 光男 (長本兄弟商会代表)
・発起人代表:稲津恒己さん挨拶文
・(株)ゆうき八百屋代表取締役社長:安荘栄挨拶文
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