
秋の味覚の代表格といえば、栗を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?栗は、木になる実(ナッツ類・堅果類)です。硬い殻があるので日持ちがしそうにも見えますが、生栗は実はとてもデリケートな食材です。収穫直後も呼吸をしていて、どんどん水分が抜けて糖度が落ちていくのです。生鮮青果ですが、野菜?それとも果物?どちらだと思いますか?
野菜?それとも果物?
答えはずばり、果物。
農林水産省の定義では、2年以上栽培する木本植物(木)に実る食用作物は果樹とされています。栗の木も果樹に含まれるため、果物として分類されます。炭水化物を主成分としていて、ホクホクとした食感もサツマイモや豆類に近いイメージもありますが、野菜ではなく、果物扱いなんですね。

一番外側の固い殻は、鬼皮(おにかわ)。薄い内皮は、渋皮(しぶかわ)と呼ばれています。
ちなみに、私たちがいつも“果肉”だと思って食べている部分ですが、実は、この渋皮と中身を含めて“種(種子)”にあたる部分なんだそうです。鬼皮は“果肉”で、その周りのイガイガは“皮”にあたるとか。

渋皮にはは、その名前の通り強い渋みやエグみがあります。昔から、渋皮を残したまま砂糖で甘く煮た「栗の渋皮煮」という料理がありますが、基本的には渋皮もきれいに剥いてから頂くことがほとんど。でも実はこの渋皮には、強力な抗酸化作用をもつタンニン(ポリフェノール)が豊富なのだそうですよ。

秋の訪れを感じる栗の季節。お店に栗が出回り始めたら、まず一番に作りたくなるのが「栗ご飯」ではないでしょうか?定番の栗ご飯や茹で栗、焼き栗、甘露煮、渋皮煮など、秋の味覚を存分に楽しみたいですね。